平成 2年 9月 定例会(第5回) 平成2年第5回
岡谷市議会定例会会議録(第2号) 平成2年9月6日(木曜日)●議事日程 ▲日程第1 議案第70号 平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定について ▲日程第2 議案第71号 平成元年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について ▲日程第3 議案第72号 平成元年度岡谷市
水道事業会計の決算認定について ▲日程第4 議案第73号 岡谷市
電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する条例 ▲日程第5 議案第74号 岡谷市恩給条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例 ▲日程第6 議案第75号 岡谷市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 ▲日程第7 議案第76号
諏訪広域市町村窓口事務協議会の設置について ▲日程第8 議案第77号 市道路線の変更について ▲日程第9 議案第78号 市道路線の認定について ▲日程第10 議案第79号 市道路線の廃止について ▲日程第11 議案第80号
工事請負契約について(岡谷市
防災行政無線設備工事) ▲日程第12 議案第81号
工事請負契約について(
岡谷市立岡谷西部中学校改築(第3期)工事) ▲日程第13 議案第82号
工事請負契約について(
岡谷和楽荘移転改築工事及び
デイサービスセンター建設工事) ▲日程第14 議案第83号
工事請負契約について(
岡谷和楽荘移転改築工事及び
デイサービスセンター建設工事に伴う機械設備工事) ▲日程第15 議案第84号
工事請負契約について(
岡谷和楽荘移転改築工事及び
デイサービスセンター建設工事に伴う電気設備工事) ▲日程第16 議案第85号 平成2年度岡谷市
一般会計補正予算(第4号) ▲日程第17 議案第86号 平成2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) ▲日程第18 議案第87号 平成2年度岡谷市
下水道事業特別会計補正予算(第1号) ▲日程第19 議案第88号 平成2年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計補正予算(第1号) ▲日程第20 議案第89号 平成2年度岡谷市
水道事業会計補正予算(第1号) ▲日程第21 請願第6号 請願者の追加について ▲日程第22 請願第8号 「
義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する請願
-----------------●本日の会議に付した案件 ▲日程第1 議案第70号 平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定について ▲日程第2 議案第71号 平成元年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について ▲日程第3 議案第72号 平成元年度岡谷市
水道事業会計の決算認定について ▲日程第4 議案第73号 岡谷市
電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する条例 ▲日程第5 議案第74号 岡谷市恩給条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例 ▲日程第6 議案第75号 岡谷市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 ▲日程第7 議案第76号
諏訪広域市町村窓口事務協議会の設置について ▲日程第8 議案第77号 市道路線の変更について ▲日程第9 議案第78号 市道路線の認定について ▲日程第10 議案第79号 市道路線の廃止について ▲日程第11 議案第80号
工事請負契約について(岡谷市
防災行政無線設備工事) ▲日程第12 議案第81号
工事請負契約について(
岡谷市立岡谷西部中学校改築(第3期)工事) ▲日程第13 議案第82号
工事請負契約について(
岡谷和楽荘移転改築工事及び
デイサービスセンター建設工事) ▲日程第14 議案第83号
工事請負契約について(
岡谷和楽荘移転改築工事及び
デイサービスセンター建設工事に伴う機械設備工事) ▲日程第15 議案第84号
工事請負契約について(
岡谷和楽荘移転改築工事及び
デイサービスセンター建設工事に伴う電気設備工事) ▲日程第16 議案第85号 平成2年度岡谷市
一般会計補正予算(第4号) ▲日程第17 議案第86号 平成2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) ▲日程第18 議案第87号 平成2年度岡谷市
下水道事業特別会計補正予算(第1号) ▲日程第19 議案第88号 平成2年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計補正予算(第1号) ▲日程第20 議案第89号 平成2年度岡谷市
水道事業会計補正予算(第1号) ▲日程第21 請願第6号 請願者の追加について ▲日程第22 請願第8号 「
義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する請願
-----------------●出席議員(27名)●出席議員(27名) 1番 片倉久三君 3番 今井密子君 4番 大沢章則君 5番 今井友吉君 6番 柴 守君 7番 清水隨豊君 8番 田中親雄君 9番 三井正二君 10番 林 光一君 11番 田中正人君 12番 手塚邦明君 13番 花岡三郎君 14番 浜 常治君 15番 原 宏君 16番 増沢千明君 17番 林 稔君 18番 山田拓男君 19番 林 公敏君 20番 宮崎福二君 21番 宮坂清海君 22番 宮沢健治君 23番 山崎芳朗君 24番 山田一久君 25番 山田五郎君 26番 片倉万吉君 27番 小沢竜美君 28番 羽吹義雄君
-----------------●欠席議員(なし)
-----------------●地方自治法第121条の規定による説明のため出席した者 市長 林 泰章君 助役 小口利行君 収入役 林 正茂君 教育長 八幡栄一君 企画部長 笠原直行君 総務部長 武井康純君 民生部長 手塚文武君 福祉部長 武井政次郎君 兼福祉事務所長 経済部長 鮎沢茂登君 建設部長 新居 靖君 都市開発部長 横内啓吉君 水道部長 山田兼利君 消防長 加藤和夫君 監査委員 小口公男君 教育次長 両角常勇君 岡谷病院長 草間昌三君
岡谷病院事務長 中原寛毅君 塩嶺病院長 奈良田光男君
塩嶺病院事務長 長沼金作君 企画課長 堀向弘右君 秘書課長 橋爪茂雄君 庶務課長 折井弘育君 財政課長 藤森武男君 会計課長 中村敬喜君 監査委員 中村高康君 事務局長
-----------------●議会事務局職員出席者 局長 増沢政幸 次長 百瀬勝人 庶務主幹 矢ケ崎千鶴雄 議事主幹 青木孝雄 主任 小口明彦 午前9時30分 開議
○議長(片倉久三君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 -----------------
△日程第1 議案第70号 平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定について△日程第2 議案第71号 平成元年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について
△日程第3 議案第72号 平成元年度岡谷市
水道事業会計の決算認定について
○議長(片倉久三君) 日程第1 議案第70号から日程第3 議案第72号までの決算議案について再度議題といたします。 提出者の説明を受けることにいたします。 まず、議案第70号 平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定について説明を求めます。
岡谷病院事務長。 〔
岡谷病院事務長 中原寛毅君 登壇〕
◎
岡谷病院事務長(中原寛毅君) それでは両病院の決算説明に入るわけでございますけれども、本年度より導入されました消費税の書類上の扱い等につきまして先に説明をさせていただきます。 まず、消費税の課税方式は両病院ともに簡易課税方式を選択しております。これは病院事業会計は課税売上高が5億円以下であり、課税計算が簡便であるということから、簡易課税方式を選択したものであります。この方式は、期中は税込み処理を行い、年度末に
一括税抜き処理を行うもので、その後課税標準額の算出をするものであります。税抜き処理は、収入、支出科目1件ごと課税、非課税、不課税に区分し、課税科目から3%の消費税を抜き出し、仮受消費税、仮払消費税を算出いたしまして、仮受消費税の20%が支払い消費税となるものであります。 次に、決算書作成の取り扱いにつきまして説明申し上げます。お手元に配付してございます平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計決算書の1ページから4ページの決算報告書は、消費税込みで表示をしてございます。これは予算執行の実績計算書でありますので、予算との並びから税込み表示をしてございます。ただし、税抜きとなる財務諸表との整合性を図る必要があることから、備考欄に消費税部分を内書きしてございます。 5ページから6ページの損益計算書、11ページから14ページの貸借対照表につきましては、企業の経営成績及び財政状況を的確に把握するために税抜きとなってございます。 7ページから9ページの剰余金計算書、10ページの
剰余金処理計算書につきましては、貸借対照表に記載されている剰余金の年度中の変化及び未処分剰余金の処分について記載するものでありますから、税抜きとなってございます。 26ページから35ページまでの
収益費用明細書は損益計算書の内訳説明でありますので、税抜きとなっております。 36ページから37ページの
固定資産明細書は、貸借対照表に記載されております固定資産に関する内訳説明でありますので、税抜きとなってございます。 以上のように岡谷病院、塩嶺病院の
企業会計決算書類は、前年までの決算書類と変わってきております。これは国からの指導によりまして作成したものでございますので、御理解をよろしくお願いいたします。 それでは、議案第70号 平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計の決算認定について御説明申し上げます。決算書の15ページをお開きいただきたいと思います。 まず概況でございますが、総括事項といたしまして、市民総合病院として市民の健康保持と医療水準の向上を図るため、医療機器の整備を行うとともに、医師の増員、特三類看護の拡充を行うなど、よりよい患者サービスの提供に努めました。 一方、病院経営については、国の医療費抑制策の中で、本年度は消費税転嫁のための医療費改定0.76%引き上げが行われましたが、当院においては医業収益と医業費用の対比において4,720万1,223円の損失となり、医業外収益と医業外費用の対比でも1,743万81円の損失になっております。経常収支では6,463万1,304円の損失となり、さらに特別損失を加えますと6,573万1,328円の純損失となりました。 次に患者等の状況でありますが、入院患者につきましては1日平均患者数277人、前年度より2人の増で、当初予定数278人に対し1人減となっております。
一般病床利用率は92.4%でありました。また、外来患者につきましては、1日平均患者数633人で、前年度より50人の増で、予定数580人に対して53人の増となっております。
公衆衛生活動等では、
成人病予防検査等で1万1,650人、個人健康診断253人、人間ドック529人を実施いたしました。 次に経理状況でございますが、これは別途配付しております平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計予算実施計画実績表をごらんいただきたいと思います。これに基づいて御説明申し上げます。1ページの収益的収入及び支出で、まず収益的収入でございますが、1
款病院事業収益では、最終予算額33億7,207万8,000円、決算額32億9,525万8,541円で、前年度に比べますと106.0%に当たるわけでございます。予算との対比では、7,681万9,459円の収入不足となっております。 内容で、主な点に触れてまいります。1項医業収益のうち1目入院収益は、決算額18億6,742万4,206円で、前年度に比べ3.9%の増で、予算対比では1億4,168万1,794円の収入不足で、総収入に対する比率は56.6%を占めております。 次に2目外来収益は、決算額10億9,247万4,118円で、前年度に比べ12.3%増で、予算対比でも2,854万3,118円の増で、総収入に対する比率は33.2%となっております。 3目その他医業収益でありますが、決算額7,537万9,179円で、前年度に比べ11.1%増で、予算対比でも1,794万9,179円の増で、総収入に対する比率は2.3%となっております。 次に、2ページの2項医業外収益では、決算額2億3,819万4,099円で、前年度比3.9%減で、予算対比では1,729万3,099円の増で、総収入に対する比率は7.2%となっております。 内容の主なものを申し上げます。1目
受取利息配当金は、予算対比1,243万6,368円の増であります。4目1節
一般会計負担金1億6,000万円は前年同額であります。2節
一般会計退職手当負担金2,422万6,385円は退職職員に伴います一般会計からの負担分であります。 3項看護専門学校の収益で、決算額2,178万6,939円で、予算対比では108万6,939円の増であります。 3ページ、特別利益はございませんでした。 次に、収益的支出にまいりまして、1
款病院事業費用、最終予算額34億4,607万8,000円、決算額33億5,843万966円で、前年比6.2%増で、不用額8,764万7,034円となっております。 1項医業費用、決算額31億1,604万6,291円で、前年比6.6%増、不用額8,016万8,709円で、総支出に対する比率は92.8%であります。1目給与費、決算額16億1,008万729円で、前年比109.3%、不用額2,593万7,271円、総支出に対する比率は47.9%になります。この中で流用いたしておりますが、主なものは、医師給、看護婦給、医師手当より、医師、看護婦の欠員補充として雇用いたしました臨時職員分の賃金として、賃金へ4,000万円を、
給与改定差額分として医師手当より
医療技術員手当等へ386万8,000円を流用いたしております。また、法定福利費で1,470万円と、退職給与金で2,422万7,000円を補正しております。 なお、退職給与金のうち550万円は
退職給与引当金として引き当ててございます。 5ページの2目材料費では、決算額10億7,376万5,816円、前年比107.0%で、不用額2,337万1,139円で、総支出に対する比率は32.0%であります。1節の薬品費、決算額9億874万3,964円で、前年比107.0%、5,978万8,849円の増。2節の診療材料費、決算額9,154万6,756円で、前年比107.7%、655万9,488円の増。3節給食材料費、決算額6,648万4,989円で、前年比105.5%、348万3,031円の増で、これらの増につきましてはいずれも患者増によるものでございます。 3目経費でありますが、決算額2億5,493万2,645円、前年比103.2%、不用額2,783万355円で、この中で主なものを申し上げます。11節の修繕費、決算額3,333万8,823円で、主な内容は、病棟改修工事1,225万6,581円、ボイラー配管の改修工事714万5,767円等であります。15節委託料、決算額9,220万5,811円で、主な内容は、基準寝具委託、院内清掃委託、臨床検査委託、
手術室維持管理委託等であります。 4目減価償却費は、決算額1億6,754万9,028円、前年比88.4%で、これは第1次整備計画の器械備品の減価償却が完了したための減であります。 次に、7ページの2項医業外費用でありますが、決算額1億9,933万8,569円、前年比100.6%で、本年度新たに2目消費税として課税売り上げに対する消費税額109万5,300円が支出となっております。 3目他会計負担金は、一般会計へ
退職手当負担金として1,385万954円を支出したものであります。 次の8ページ、3項
看護専門学校費用は、決算額4,194万7,305円でありますが、給与改定分として医業費用から14万5,000円が流用されております。 10ページ、4項特別損失でございますが、109万8,801円の決算額であります。 5項予備費は、支出がございませんでした。 次に11ページへまいりまして、資本的収入及び支出でありますが、資本的収入の最終予算額701万7,000円、決算額737万5,623円で、
看護婦養成負担金が主なものでございます。 12ページは、資本的支出であります。1項建設改良費8,785万5,657円の決算額でございますが、この内容につきましては決算書の17ページから18ページに明細が記載してございますので、ごらんをいただきたいと思います。 2項企業債償還金は、決算額4,345万2,033円でありますが、これも決算書の38ページから39ページに内容を記載してございますので、ごらんをいただきたいと思います。 3項長期貸付金は、決算額1,826万3,685円で、これは58名分の看護婦養成の貸付金であります。 以上で実績表の説明を終わり、決算書の方に戻っていただきまして、1ページをごらんいただきたいと思います。ただいま申し上げました内容を所定の書式で調整したものでございまして、1ページから2ページは収益的収支について、3ページから4ページは資本的収支についてであります。 なお、資本的収支の表の枠外に書いてあります補てんの関係でございますが、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億4,219万5,752円は、
当年度消費税資本的収支調整額255万7,680円、
過年度分損益勘定留保資金1億3,963万8,072円で補てんをするものでございます。 続いて5ページ、損益計算書でございますが、ここでは医業損失が本文で申し上げましたが、4,720万1,223円の記載がございます。 それから6ページは、経常損失で6,463万1,304円と、当年度純損失6,573万1,328円で、当年度未
処分利益剰余金は2億6,230万6,839円となるものであります。 7ページから9ページは剰余金の計算書であります。 10ページに平成元年度の
剰余金処分計算書(案)がございますが、当年度未
処分利益剰余金は2億6,230万6,839円を翌年度に繰り越しをいたすものであります。 次に、11ページからは貸借対照表でございますが、説明は省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上御認定をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(片倉久三君) 次に、議案第71号 平成元年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について説明を求めます。
塩嶺病院事務長。 〔
塩嶺病院事務長 長沼金作君 登壇〕
◎
塩嶺病院事務長(長沼金作君) 議案第71号 平成元年度岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について御説明申し上げます。 決算書の16ページをお開きをいただきたいと思います。事業報告書の概況、総括事項でございます。まず、診療面について申し上げますと、
心疾患基幹病院としての整備事業が昭和62、63年度で完了いたしました。施設、設備、医療機器が充実をされたのを受けまして、心臓血管外科を新設いたし、医長を置きまして、従来地方では困難でございました高度な心臓手術が可能な体制となりました。また、
特定集中治療室管理の承認、A2病棟の基準看護、特3類の変更承認を受けまして、手術後の看護体制の万全を図りました。 次に施設面について申し上げます。健康管理に対する関心がとみに高まってきておりますが、
宿泊人間ドック専用室としまして1病棟2階を改修し、より快適に健康診断を受けていただけるようにいたしました。また、旧手術室を改修し、人工透析室にしまして、
人工透析装置等を購入をいたしました。 次に経理についてでございますが、これは消費税抜きの額でございますが、病院事業収益が19億4,752万6,599円、病院事業費用が19億7,467万949円で、収益的収支では2,714万4,350円の純損失となりました。損失の主な原因でございますが、患者数は、昨年度よりふえておりますが、入院患者が予定数に達しなかったことと、診療報酬の改定が行われましたけれども、人件費、経費等の増嵩があったこと等によるものでございます。 次に患者等の状況でございます。入院患者につきましては年間6万1,463人、1日平均にしまして168人で、予算補正後の予定量に比べますと、年間で2,047人、1日平均で6人の減となりました。前年度比では年間3,019人、1日平均8人の増でございます。 次に外来患者でございますが、年間4万5,338人、1日平均154人で、予算補正後の予定量に比べますと、年間で650人、1日平均で2人の増となっております。また、前年度比でも年間6,398人、1日平均22人の増でございます。 次に公衆衛生活動と医療相談でございます。公衆衛生活動につきましては、1次検査で巡回検診5,391人、それから院内検診1,033人、2次検査で613人、その他定期検診4,762人、合わせて1万1,799人実施をいたしております。昨年が7,166人でございました。 医療相談でございますが、1泊2日、それから日帰りドック、合わせまして347人でございます。昨年が265人でございました。 それでは、別途配付してございます岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算実施計画実績表で経理内容を御説明申し上げます。これから御説明申し上げます資料は、先ほど市立岡谷病院の方からも申し上げましたように、決算報告書につきましては税込み、その他については税抜きで調整をしてございますので、よろしくお願いをいたします。 まず、1ページをお開きをいただきたいと思います。収益的収入及び支出の収入でございますが、主なものについて御説明申し上げます。第1
款病院事業収益、最終予算額19億3,126万8,000円、決算額19億5,063万2,427円、前年度比が129.1%でございます。予算額に比べ1,936万4,427円の増でございます。備考の括弧内は消費税額でございますが、414万3,887円でございます。 1項の医業収益でございますが、最終予算額17億1,636万2,000円、決算額17億3,337万5,225円、前年度比が130.2%でございます。予算額に比べ1,701万3,225円の増でございます。総収入比に占める割合が88.9%でございます。 次に1目の入院収益でございますが、決算額11億3,063万930円、前年度比129.8%、予算額に比べ1,603万930円の増でございます。総収入比は58%です。 次に2目の外来収益でございますが、決算額4億6,979万8,218円、前年度比129.1%、予算額に比べ434万782円の減でございます。総収入比は24.1%。 3目のその他医業収益でございますが、決算額1億3,294万6,077円、前年度比137.8%、予算額に比べ532万3,077円の増でございます。総収入比は6.8%になります。消費税額でございますが、387万2,216円でございます。 2項の医業外収益でございます。最終予算額2億1,489万6,000円、決算額2億1,725万7,202円、前年度比122%、予算額に比べ236万1,202円の増であります。総収入比は11.1%。 2ページの方にまいりまして、1目
受取利息配当金でございますが76万5,181円。2目が県補助金261万4,000円。3目病院群輪番制病院運営費補助金でございますが257万3,500円。4目の他会計負担金、これは
一般会計負担金でございますが2億円でございます。 次に3ページの方にまいりまして、支出でございます。第1
款病院事業費用、最終予算額20億560万6,000円、決算額19億7,408万9,597円、前年度比126.4%、不用額が3,151万6,403円でございます。消費税額は2,513万7,961円でございます。 1項医業費用でございます。最終予算額19億659万5,000円、決算額18億7,850万5,311円、前年度比126.3%、不用額が2,808万9,689円でございます。総支出に占める割合95.2%でございます。 次に1目の給与費でございますが、決算額9億2,359万6,814円、前年度比111.9%、不用額が1,365万9,186円、総支出に占める割合46.8%になります。 それから4ページの方にまいりまして、2目の材料費でございます。決算額6億7,704万7,948円。前年度比が148.8%、不用額が420万5,052円、総支出比は34.3%でございます。消費税額でございますが、1,939万8,786円でございます。ここで薬品費、給食材料費から診療材料費への流用がございますが、心臓外科手術が年度末に集中したことによる流用でございます。 次に3目の経費でございますが、決算額1億9,192万4,825円、前年度比134.6%、不用額886万8,175円、総支出比9.7%でございます。消費税額が525万8,925円でございます。 この中で主なものについて申し上げてまいります。1節の厚生福利費でございますが、447万5,462円、これは前年度並みの執行でございます。5ページにまいりまして、3節の旅費交通費でございます。407万5,844円、前年度比が145.4%でございます。これは巡回検診の増によるものでございます。10節の印刷製本費でございますが、732万5,604円、前年度比が164.9%でございます。これは病院案内のパンフレットの作成費による増でございます。11節の修繕費でございますが1,597万3,232円、前年度比が126.5%でございます。主なものについて申し上げますと、X線テレビ増幅器の修理、それから生化学自動分析装置の修理、エレベーターの修理等でございます。13節の賃借料1,496万6,920円、前年度比が134.5%でございます。これは在宅酸素療法の医療用酸素濃縮装置の賃借料が増となっております。14節の通信運搬費264万6,530円、前年度比が123.5%、24時間緊急体制の実施に伴うポケットベルの増設に伴う増でございます。15節の委託料6,942万4,546円、前年度比が169.6%でございます。新診療棟の清潔区域、環境モニタリングクリーニング委託料、自動分析装置保守委託料、心臓手術に伴う医師の派遣委託料等が新しく委託料として出てきております。6ページにまいりまして、19節使用料でございます。591万1,911円、前年度比131%。これは下水道の使用料でございまして、新診療棟分が増となっております。 次に4目の減価償却費でございます。決算額7,854万2,246円、前年度比135.5%、総支出比4%でございます。 7ページにまいりまして、2項の医業外費用でございます。最終予算額9,461万1,000円、決算額9,148万6,703円、前年度比140%、不用額312万4,297円、総支出比4.6%です。 2目の繰延勘定償却でございますが、決算額2,836万円、前年度比209.5%となっておりますが、これは昭和63年度における特別退職者4名分が増となってきております。 それから5目の消費税82万8,700円でございます。 それでは9ページの方にまいりまして、資本的収支の収入でございます。第1款資本的収入、最終予算額1億555万2,000円、決算額1億550万2,000円、企業債が3,550万円、固定資産売却代金2,000円、
一般会計負担金7,000万円でございます。 10ページの方にまいりまして、資本的支出でございます。第1款資本的支出、最終予算額2億3,478万1,000円、決算額2億3,165万5,296円、不用額312万5,704円でございます。それから消費税額が368万7,180円でございます。 第1項建設改良費でございますが、1目の土地費、決算額3,553万1,347円。これは医師住宅建設のための用地を購入したものでございます。 2目の建物費、決算額5,495万500円。これは人工透析室の改修費、それから管理棟の改修費等でございます。決算書の20ページに内容がございます。 3目の構築物費でございますが、決算額1,491万4,400円。これは給水管の敷設、それからポンプ設置等の工事費でございます。 4目の機械備品費、決算額5,672万8,280円。これは人工透析装置外器械備品費でございます。これも内容は21ページにございますので、ごらんをいただきたいわけでございます。 2項の企業債償還金でございますが、決算額5,004万8,880円。内容は決算書の29ページにございます。 3項の長期貸付金、看護婦養成貸付金でございますが、決算額77万5,000円。4名分でございます。 次に、
看護婦養成負担金1,870万6,889円でございます。これは22名分でございます。 以上で実績表の説明を終わらせていただきます。 それでは、決算書の方にお戻りをいただきたいと思います。決算書の1ページをお開きをいただきたいわけでございますが、ただいま申し上げた内容を所定の書式で調整したものでございます。1ページから2ページにかけまして収益的収支がございます。それから3ページから4ページは資本的収支でございます。4ページの欄外に財源補てんについての記載がございます。資本的収入額が資本的支出額に不足する1億2,615万3,296円は、
当年度消費税資本的収支調整額368万7,122円、
過年度分損益勘定留保資金561万6,905円及び当年度分損益勘定留保資金1億1,684万9,269円で補てんしてございます。 次に、5ページから7ページにかけまして損益計算書がございます。消費税抜きで調整してございます。簡易課税方式を選択したことによる税額差額につきましては、医業外収益に計上してございます。金額は103万8,059円でございます。それから納税計算で控除できなかった仮払消費税2,654万7,955円は、雑支出として計上してございます。 それでは7ページをごらんをいただきたいわけでございます。当年度の純損失2,714万4,350円につきましては、前年度繰越利益剰余金1,549万3,827円で補てんをいたしましても、まだ未処理欠損金が1,165万523円残ります。これにつきましては11ページをごらんをいただきたいわけでございます。欠損金処理計算書(案)でございますが、利益積立金を繰り入れて補てんをいたしたいということでございます。利益積立金2,800万円ございますが、この中から1,165万523円を補てんをしたいということでございます。 8ページから10ページにかけまして剰余金計算書がございます。12ページ以降に貸借対照表がございますが、説明を省略をさせていただきます。 以上で説明を終わらせていただきますが、よろしく御審議の上、御認定をいただきますようお願いをいたします。
○議長(片倉久三君) 次に議案第72号 平成元年度岡谷市
水道事業会計の決算認定について説明を求めます。 水道部長。 〔水道部長 山田兼利君 登壇〕
◎水道部長(山田兼利君) 議案第72号 平成元年度岡谷市
水道事業会計の決算認定の説明に入る前に申し上げたいと思いますが、消費税の施行に伴いまして
水道事業会計は、課税売上額が5億円以上でございますので、原則課税方式を適用してございます。なお、計数の取り扱いにつきましては、先ほど岡谷病院並びに塩嶺病院の方の説明がございましたように、
水道事業会計につきましても同様に決算報告書の1ページから4ページまでにつきましては消費税を算入した計数を整理してございますし、備考欄につきましては消費税額を内書きとして記載をしてございます。 なお、損益計算書の5ページから貸借対照表までの14ページまでにつきましては、消費税を抜いた計数であらわしてあるものでございます。これは同様でございます。 なお、消費税につきましては前半説明がございましたように、各費目別に選定をいたしまして、期末に精算をすることになっているものでございます。 それでは議案第72号 平成元年度岡谷市
水道事業会計の決算認定について御説明を申し上げます。決算書の16ページをごらんいただきたいと思います。 平成元年度の概況から御説明を申し上げます。年度末におきます給水件数は2万881件で、給水人口が6万284人でございまして、前年比、件数で62件の増でありますが、人口は逆に78人の減となっております。これに対する年間の総取水量並びに総給水量とも記してあるとおりでございまして、それぞれ減となっているわけでございます。 その主な理由としては次のようなことが考えられると思います。1つといたしましては下水道の接続普及による水需要の増は当然あるわけでございますが、反面日常生活におきます水洗便器、洗濯機などの節水型機種、赤ちゃん、あるいは老人などのおむつ等の使い捨て用品の普及などを含めた生活様式の変化並びに節水指向の浸透が著しく見られること。2つ目といたしましては、大口使用者の企業等においては、水のリサイクル使用など、技術進歩による効率的な水利用が進められていること。3番目といたしましては、給水人口の減によること。以上が水需要に影響していると思慮されるものでございますが、なお、有収率につきましては前年比0.47%向上いたしまして、73.86%となっているものでございます。 次に水道施設に対する建設改良工事の主なものについて申し上げます。1つとして、御野立配水池から岡谷インター東側まで配水管を布設いたしまして、岡谷インター付近一帯の未給水世帯の解消を図りました。 2番目といたしましては、河原口水源の配水ポンプ回転制御システムの整備を行い、水圧の均てん化を図るとともに、水の効率的運用を進めました。 3番目として、石綿管等の改良工事として、川岸、駒沢地区など12件、約1,907mを布設替えいたしました。 4番目として、公共関連事業では、下水道管渠の敷設工事にあわせて、上水道管の口径の見直し、老朽管の敷設替え等、管網の整備を行い、水圧の均てん化と不良箇所の改善に努めてまいりました。 5番目として、小井川水源配水池は大正14年に竣工し、本年度で65年目を迎えるわけでございますが、老朽化も進んできたために配水池の側壁の補強工事等を行い、施設の充実を図りました。 また、前年に引き続きまして、漏水調査結果及び随時調査を実施するとともに、一部を業者委託し、調査のサイクルを早めて、漏水の早期発見、修繕を積極的に進め、有収率の向上に努めてまいりました。 以上、平成元年度の水道事業の概要を申し上げましたが、今後におきましても安定給水を図るとともに、水需要の実態を把握し、水道管の口径の見直しを図りつつ、老朽管の更新に努め、常に上質で豊富な水の供給に努めながら、健全な運営を図ってまいりたいと思います。 次に、1年間の経営成績でございますが、3条関係の収益的収支の収入総額は、消費税抜きで8億2,766万5,014円、支出総額は消費税抜きで7億4,042万6,189円でございまして、差し引き8,723万8,825円の利益計上でございます。また、4条関係の資本的収支では、収入額1億966万3,070円、これは消費税込みでございますが、支出額が4億465万6,990円、消費税込みで、収支差し引き不足額の2億9,499万3,920円につきましては、当年度損益勘定留保資金1億9,754万3,062円、
当年度消費税資本的収支調整額795万9,378円、繰越利益剰余金6,577万7,674円及び当年度利益剰余金処分額2,371万3,806円で補てんしたものであります。 また、平成元年度から施行されました消費税でございますが、仮受消費税と仮払消費税を相殺いたしまして、最終的に536万3,800円が納付税額となっているものでございます。 次に、イの給水状況及びウの漏水調査結果につきましては、18ページから20ページまでをごらんいただきたいと思います。 21ページの下段の職員関係でございますが、経営の合理化など組織を見直す中で、前年比1人減の27人で運営してきました。 22ページから29ページまでは工事の内容を記してございまして、量水器、工具等購入の営業設備費で1,347万9,217円、水源補強工事、公共関連工事による管網設備工事などの配水施設費で3億7,069万1,924円となっております。 30ページは受贈財産の関係でございまして、土地1件、構築物1件を受贈しており、その明細につきましては43ページに記してございます。 31ページは平成元年度中の固定資産の除却及び売却処分の一覧表でございます。 32ページから33ページは水源別の年間配水量でございますし、34ページから35ページは口径別の年間給水量及び料金収入状況でございます。 36ページ以下は省略させていただきまして、別冊の実施計画実績表をごらんいただきます。これは消費税込みの実績表でございますが、主なものについて申し上げます。 1ページの収益的収入、1款の水道事業収益の決算額は8億4,700万7,640円でございまして、予算比が99.13%でございます。うち消費税は1,934万2,706円となっております。1項1目の給水収益の水道使用料は7億9,011万4,280円でございまして、1当たりの供給単価は97円18銭となり、前年度の96円95銭に比しまして0.24%増でございます。これは決算書の36ページに記してございます。なお、消費税につきましては1,931万1,402円となっているものでございます。次に2目のその他の営業収益は529万4,219円で、工事完成検査手数料とメーター開栓手間代でございます。この消費税は3万1,304円でございます。次に3目の他会計負担金は1,482万4,000円で、下
水道事業会計からの給与費負担金でございます。4目の公共関連事業負担金は、塚間川改修工事関連によるものでございます。 次に2項営業外収益の1目受取利息及び配当金707万5,738円は、余裕現金の預金利息と貸付利息でございます。3目他会計負担金2,539万8,134円は、水道部職員の退職に伴う一般会計からの負担金でございます。 次に、3ページの支出でございますが、1款の水道事業費用の決算額は7億5,180万9,437円でございまして、予算比8.2%の執行でございます。消費税額は613万2,848円となっております。1項営業費用の1目原水及び配水費の2億9,444万3,921円は、水源等の施設管理費でございまして、その消費税が532万8,350円でございます。人件費は前年度1名減の12名でございます。次に10節委託料は、水源の電気設備の保守管理、水質検査、量水器交換、小井川水源ろ過槽の砂交換作業等の委託費でございまして、消費税は54万5,620円となっているものです。次に11節賃借料は、水源用地借上料は317万460円、JR用地借上料24万900円、水源監視局リース料1,255万2,000円等でございます。12節修繕費5,922万2,440円は、水源施設及び給配水管等の修繕費でございます。この消費税は172万4,913円でございます。次に13節動力費は9,058万9,721円でございまして、予算比269万9,279円の減、また前年比122万8,091円の減となっており、消費税は241万8,890円となってございます。次に15節補償金でございますが、これは10年債務の4水道への移管補償金の7年目に当たるわけでございますが、その額が2,929万7,400円と、218万円の花岡水源等の補償料でございます。 次に2目総係費でございますが、この目は全体の管理経費でございまして、1億6,057万4,253円の決算額でございまして、消費税が80万4,498円となっております。人件費は前年度同様の15名分でございます。次に5節報償費22万2,220円は断水事故にかかわる訴訟弁護費用でございます。その消費税が6,472円でございます。8節の退職給与金は2名分の退職手当と退隠料及び
退職給与引当金でございます。 次に3目の減価償却費でございますが、1億9,044万4,493円でございまして、施設整備の増加により、前年比13.2%の増となっております。 2項営業外費用1目支払利息及び企業債取扱諸費1節企業債利息8,604万4,442円は、大蔵公庫債への利息でございます。3目消費税は先ほど御説明申し上げました平成元年度分の消費税納付額536万3,800円でございます。4目の他会計負担金は退職者の一般会計への負担金でございます。 3項3目雑損失5万4,715円は昭和63年度分3件の水道使用料を不納欠損処分したものでございます。 次に8ページの資本的収入でございますが、1億966万3,070円が決算でございまして、その消費税額が420円でございますが、2項1目工事負担金は下水道関連で1億803万1,550円、県工事関連では161万7,100円となっております。 次に9ページの資本的支出でございますが、決算額が4億465万6,990円でございまして、消費税額は1,115万3,448円でございます。1項1目営業設備費1,347万9,217円は量水器の購入、改良等に要した経費でございます。この消費税が39万2,598円でございます。また、2目の配水施設費は3億7,069万1,924円で、配水管の新設、石綿管の改良等、水道施設の整備に要したものでございます。この消費税が1,076万850円でございます。なお、この事業の内訳は単独事業分が2億6,067万2,474円、公共関連事業分が1億1,001万9,450円でございます。明細につきましては決算書23ページから29ページの工事内容表をごらんいただきたいと思います。 次に2項1目企業債償還金1,999万1,289円は、建設改良にかかわるものでございまして、決算書の企業債明細書53ページから54ページに記してありますので、ごらんいただきたいと思います。 以上で実績表の説明を終わらせていただきまして、次に決算書の方へお戻りいただきたいと思います。1ページから2ページは収益的収支でございまして、3ページから4ページは資本的収支の報告でございます。4ページ下段で資本的収入支出の不足分についての財源補てんを記してございます。5ページから6ページは損益計算書でございまして、6ページ下段に当年度の純利益8,723万8,825円、前年度繰越利益剰余金6,577万7,674円、当年度未
処分利益剰余金1億5,301万6,499円になっております。7ページから10ページまでの剰余金計算書は省略させていただきます。 次に11ページの剰余金処分書(案)でございますが、当年度未
処分利益剰余金1億5,301万6,499円を、減債積立金へ440万円、建設改良積立金へ8,509万1,480円を積み立てて処分するものでございまして、したがって、翌年度利益剰余金は6,352万5,019円となるものでございます。12ページからの貸借対照表は省略させていただきます。 以上で説明を終わらせていただきますが、御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(片倉久三君) 次に監査結果の報告を求めます。 監査委員。 〔監査委員 小口公男君 登壇〕
◎監査委員(小口公男君) それでは、ただいま上程されております平成元年度3企業会計の決算審査の結果を御報告申し上げたいと思います。お手元の決算意見書の1ページをごらんいただきたいと思います。 第1の審査の概要でありますが、1の審査の対象は、平成元年度岡谷市
市立岡谷病院事業会計決算、岡谷市
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計決算、岡谷市
水道事業会計決算であります。 2の審査の期間及び場所でありますが、平成2年6月14日から平成2年6月18日までの間に、市役所の401会議室及び各企業の会議室で行いました。 3の審査の手続でございますが、この審査に当たっては、市長から提出されました決算書及び各書類が各企業の会計の経営成績及び財政状況を適正に表示しているかどうかを確かめるため、関係諸帳簿、証拠書類、その他と照合等のほか、必要に応じ関係職員から説明を聴取して実施いたしました。 第2に審査の結果でありますが、審査に付された
市立岡谷病院事業会計、
健康保険岡谷塩嶺病院事業会計及び
水道事業会計の決算書、財務諸表及び事業報告書、各明細書は、いずれも地方公営企業関係法令に準拠して作成されており、決算計数は関係諸帳簿等と照合した結果、正確であり、事業の経営成績及び財政状況を適正に表示しているものと認められました。 病院事業につきましては、両病院ともより充実した医療を地域住民に提供すべく、医療機器及び施設の整備並びに医師、看護体制等の充実に努められているが、当年度における経営成績につきましては、市立岡谷病院は、当初及び補正予算後で7,400万円の損失が予想されておりましたが、結果的に当年度の純損失は、前年比1,223万2,104円増の6,573万1,328円の計上となっております。 また、健康保険岡谷塩嶺病院におきましても、補正予算後では7,433万8,000円の損失が予想されておりましたが、結果的には当年度純損失は、前年比2,366万245円の減の2,714万4,350円の計上となっておりまして、未処理欠損金として1,165万523円が生じております。 病院経営の現状は厳しい状況下でありますが、経営の健全化に一層努められ、地域の中核病院として住民福祉の増進に努力されたいものであります。 水道事業につきましては、建設改良において、岡谷インター付近一帯の未給水地区の解消を図るため、御野立配水池より新たに配水管の敷設工事を初め石綿管の改良工事、下水道事業にあわせての水需要に対応した管径の見直しと、老朽管の改良等の整備が逐次行われております。最終的には年間の総給水量は前年に比し減となっているが、有収率は前年比0.47%の向上をしており、収益的収支では前年比1,156万8,142円減の8,723万825円の純利益の計上となっております。 今後とも一層合理的運営を図るとともに、需要に応じた良水の安定供給に努められたいものであります。 以上で終わりまして、以下は省略をさせていただきます。
○議長(片倉久三君) 暫時休憩いたします。 午前10時33分 休憩 ----------------- 午前10時46分 再開
○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより質疑に入ります。 まず、議案第70号について質疑はありませんか。 羽吹義雄君。
◆28番(羽吹義雄君) 実は両病院を通じてちょっと感じているんですけれども、全国自治体病院協議会等でも論議になっているように、公立の総合病院は赤字が出る。岡谷病院の場合にも赤字が出ている。それは何が原因かというところ、なぜ赤字になるのかというところは、いろいろな論議が今まであったわけです。そこでちょっと決算書を見て感じたんですが、例えば市の一般会計からの病院繰入金というのは何を根拠にしているのかというところが一つ問題で、まあ今までも多少の論議があったんですけれども、例えば岡谷病院に1億6,000万円の繰り入れをしていますが、今度反対側で見てみますと、例えば市庁舎等は減価償却もなければ、率直に言えば、要するに起債等の返済も一般会計で払っていくわけですから、えらい目立って赤字だとか、黒字だとかいう論議にならないんですが、病院の場合は改築あるいは機器充実等をしていくと、どうもこの表で見ると、要するに企業債返還金と支払利息というようなものを繰入金以上に支払っていく、こういう形になっているわけですね。減価償却が支出の5%で、例えば支払利息が5.5%というようなものになっていくと、比較対照してみると、要するに、施設をよくして市民サービスを向上させ、医療内容の向上を図るということになると、その部分、要するに借金部分が赤字になるんだという形ではないかという気がするわけです。 もちろん赤字の要因はそのほかいろいろあると思いますが、したがって、病院運営協議会等でどういう話をされているかは知りませんけれども、一般会計繰入金の根拠というのは何だ、そこのところを少し明確にしてみていただきたい。同時に、できれば、これは委員会の方でもいいんですが、前にも要求したことがありますけれども、企業債にかかわる元利返済計画というものをこれから10年ぐらいのものでいいですけれども、一応出してもらいたい、こういうことを感じております。
○議長(片倉久三君) 市長。
◎市長(林泰章君) 今までも一般会計からの繰り入れに関しては議会からもいろいろの議論をいただいているんですけれども、私から申し上げるまでもなく企業会計の性格はもう御存じのとおり、会計としては独立して収支採算を合わせていくということを原則にしてやっているわけです。ただ、医療の中には、実際には経費負担の繰入額の一つの対象としては、例えば病院の経営に、意に反して行わなければいけない不採算医療の部分だとか、それから緊急のそうした事態に対応していかなければいけないための、会計上に生じる負担だとか、そういうようなものを含めて算出をして、一定の一般会計から病院会計を助けていかなければいけない部分というものがあるわけです。細かな計算をして議論をしていても、実質的にはその額を積算して出していくというのは大変難しい場合もありますし、また、そういうことでなくても病院事業会計を助けていかなければいけない事態もあるということから、余り豆腐を切ったようなやり方で議論は、私どもは病院とはできるだけひとつ真摯な姿勢で企業努力によって病院経営を維持していただくということを原則にしながら、投資的事業が重なった場合、また、行政の立場から病院に不採算であるとしながらも住民医療の立場に、こういう姿勢をとってもらわなければ困るとか、そういうことで御協力をいただく場合には、投資事業が始まる前に一般会計からは一体どのくらいの負担を病院に対して支出して、これを助けていくかというようなことも話し合いながら、病院は病院の企業会計の目測を立てて、投資計画が打ち立てられて進められてくるということですが、私どもと病院の間では、原則的には自助努力による経営、自立を基本にしてもらうということは、これは当然のことです。 それから、それは論拠のあることではありませんけれども、地方交付税に病院があるということで算入されてくる交付金額が、一応の目安として私どもの見方としては持っているがどうだろうかという点が、両病院に対して私どもが示している一般会計の繰り入れに関してはそこが限度ですよと、一応の目安にはしております。 そんなことで、現在両病院に対してそうしたお願いをしているんですが、当然企業会計でやっておりますから、建物を建てたり、医療機械があれば償却するのは当たり前のことですし、それは当初計画からそうしたものを投資計画の中に十分に算出してやっていくことになりますから、それは病院を経営する立場から見れば、あらかじめ企業会計としてそうした会計上のルールというものを守って算出していくということです。前段申し上げたような病院の意図に反して住民の健康、生命を守るという立場から、不採算であっても、どうしても医療体制を確立してもらわなければいけないという点でお願いを申し上げるときには、その不採算部分については投資計画の段階でこれだけのものはどうしても一般会計で見てもらわなければならないという話し合いは病院側とした上で、その部分に対する約束は一般会計からの繰り入れを私どもがきちんと守っていくという点で、今後の投資計画や整備計画もそんな姿勢で進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(片倉久三君) 企業債の返済計画は委員会でいいですね。 羽吹義雄君。
◆28番(羽吹義雄君) かつていろいろな論議の中で今話があったように、交付税にどのぐらい算入されているかというようなことから、一定の表を出されて、恐らく算入額よりも多少オーバーした額で市費を繰り入れているという表を見たことがあるんですが、交付税額の中に含まれる病院経営にかかわる、要するに一般会計から出すべき金の根拠というものが何を内容としているか、よくわからないんですけれども、今申し上げているように、例えば企業会計だから本来なら独立採算制であるべきである、これは当然のことです。ところが、そこに公という、市立という性格は、一般会計を繰り入れる根拠にしていると思うんですね。そこで、今言うように、今日のような段階で、例えば病院が改築計画を立ててこれだけきれいなものにし、あるいは機器等の内容も充実してきた。そのことはよりよい医療のために逆に言えば恩恵を受けている人がそれなりにあるんだ、こういう立場からいうと、せめて投資にかかわる、建設計画にかかわる借入金の返済や利子等については、これは企業会計の立場だけで物を見るのではなしに、そういう立場から見てもいいのではないか。今回のこの数字から見ていきますと、6,000万円程度の赤字は、実際には企業債償還と利息を合わせると、一般会計の繰入金がもしそれだけ出ていれば、実際には赤字が出てこない、こういう結果になるわけですね。多少の赤字か黒字かは別にして、この表で見る限りでは。 したがって、一般会計繰り入れの根拠というのは、今の市長の答弁だけではなかなか不明確なものですから、私はその辺をもう少し議会と、いわゆる開設者や病院経営者と論議してみる必要があるというぐあいに思うので、この決算の機会に委員会でひとつ十分に論議をしてもらいたい、そういうぐあいに申し上げておきます。
○議長(片倉久三君) 山田拓男君。